不信任決議案可決なら市議会解散
不信任決議案の提出を計画している市議の数からすると、同議案が可決される可能性は濃厚で、竹原市長も
「そりゃ、可決されたら解散しますよ」
と、「出直し選」が行われる公算が大きい。
前出の市議は
「竹原市政の現状を『会報』にまとめて市民に知らしめ、選挙で信を問いたい。私たちのグループが、市民の支持を得られるものと確信している」
と自信を見せるが、一方の竹原市長は
「(反市長派)12人のうち、引退して次の選挙には出られない人もいるし、『今の議会の状態ではダメだ』として出馬を考えている(市長派の)人もいる。(反市長派は、市民に)嫌われていますよ。(改選後の勢力図については)分かりませんが、がんばります」
と、両者の主張はどこまでも平行線をたどっている。
出直し選の投開票は3月22日に行われるとの見通しが有力で、人口2万4000人あまりの、阿久根市の民意が試されることになりそうだ。