農業体験、焼き物体験、カヌー・・・新たな魅力打ち出す
沖縄県の主たる収入源は観光産業だ。07年度の観光収入は推定で4240億円、サービスや商品の購入を通じて他産業の生産を誘発する効果を加味した生産波及効果は6903億円(04年度)。旅行、観光消費による付加価値効果は3794億円(同)で、国民総生産(GDP)に占める割合は10.8%になる。日本有数の観光地、京都市が7.5%であることと比べても大きく、観光客が減り続ければ県の財政にも大きな影響を与える。
前出の県観光企画課の担当者は対策について、
「新たな施設を建てることは今のところ考えていませんが、観光客の7割をリピーターが占めており、最近は農業体験、焼き物体験、カヌー、トレッキングといった新しい沖縄の魅力を感じられるオプションを開発しています」
と話し、リピーターの確保に力を入れる方針だそうだ。