「伊勢神宮」は「パワースポット」 20歳代女性に人気上昇中 

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「お伊勢さん」の愛称で古くから親しまれている伊勢神宮に、友達同士やカップルで参拝する若い女性が増えている。樹齢数百年の杉の森の中や玉砂利の参道を歩くと癒される、という人が多い。また、スピリチュアルなエネルギーがあるとされる「パワースポット」としての人気も高いそうだ。

20~40歳代の女性が増えている

   三重県伊勢市の広大な森林内に皇大神宮(こうたいじんぐう、内宮)と、豊受大神宮(とようけだいじんぐう、外宮)、別宮など125社の神社からなる伊勢神宮(正式名称は「神宮」)。「日本人の心のふるさと」としても親しまれ、年間500~700万人もの参拝者が訪れる。その多くは中高年だが、近頃は20~40歳代の女性が増えているそうだ。神宮司庁広報担当者は、

「ここ数年、中でも若い女性の参拝者が増えていると実感しています。女性同士のグループやカップルの姿が目立ちます」

と話す。

   伊勢神宮は一般的な神社とは異なり、「縁結び」や「商売繁盛」といった御利益をお願いする場所ではない。縁結びで有名な「出雲大社」に女性が多く訪れるのは不思議ではないが、神宮を選ぶ理由は何なのか。

   神宮司庁広報担当者は、こう説明する。

「神宮の広大な敷地には豊かな自然があり、『癒し』のスポットとして女性の関心を集めているようです。また、樹齢数百年の杉の森に囲まれ、玉砂利が敷き詰められた長い参道を歩くことで、自分を見つめ直す良い機会になっているのでしょう」

   読売新聞が運営する女性に人気の投稿サイト「発言小町」に「伊勢神宮」というお題が08年6月1日に立ち、いろんな意見が書き込まれている。

「伊勢神宮は装飾めいたものが一切なく、非常に簡素で、初めて訪れた方は『あれれ?』と拍子抜けするかもしれません。しかし、その無駄を省いた簡素さが『神道』の真髄を感じさせてくれます」
「すごく『神秘的』な空間ですよ(と言っても、肩肘張る必要のない場所です)」

   人が少ない早朝に参拝するのがオススメだという意見もある。

姉妹サイト