多発するタクシー強盗傷害事件 運転手と乗客仕切る「防護板」に注文殺到

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注文から設置まで1~2ヶ月はかかる

   同協会はJ-CASTニュースに対し、「防護板」の有無が犯罪と結びついているかどうかはわからない、とした上で、

「一連の事件でドライバーは『安心して運転ができない』など不安を感じている。深夜の勤務を避ける人まで現れていて、防護板を付けることで不安が解消し、仕事に励めるとすれば非常に歓迎だ」

と話している。

   ただし、タクシー会社が「防護板」を付けようとしても、今すぐに、というわけにはいかない。「防護板」メーカーには年明けから注文が殺到。いくつかのタクシー装備用品製造販売会社にJ-CASTニュースが問い合わせたところ、生産が間に合わない状態で、注文しても設置まで1~2ヶ月かかるというのだ。東京の大手メーカー日立興業には、08年12月末から800枚の注文が殺到。従来ならば月に100枚程度の注文というからその多さがわかる。800枚のうち約500枚が関西地区のタクシー会社からの注文だそうだ。同社では

「殺人という痛ましい事件が起こった後に多くの注文が舞い込むのは、複雑な心境だが、防犯のために多くのタクシーに使って頂きたい。注文から1ヶ月ほど待ってもらう場合もあると思うが、全力で製造を急いでいる」

と話している。

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