ブランドバッグ「買わずにレンタル」 不況が後押し女性たちに大もて

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「所有することを放棄すれば、いろんな楽しみを得られます」

   ネットでブランドバッグを貸し出すビジネスの先駆けとなったのは、世界文藝社が運営する「オーブ」。ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなどのブランドバッグ220種約400個をそろえている。

   07年9月にサイトをオープンし、09年1月現在で会員は1500人にのぼる。08年9月に料金を下げたほか、低価格で利用できるコースを設けたことで利用しやすくなり、9月から12月にかけて500人も会員が増えたという。会員の平均年齢は34歳。

   1週間コースと1か月コースがある。料金は1週間で2800円から6800円。1か月で9800円から1万9800円。1か月コースでは、途中で他のバッグと取り替えることができ、ほとんどの人が最低1回は交換するそうだ。オーブ代表の石井康裕氏は、

「ブランドバッグを高いお金を出して買ったのに数回しか使わずにタンスの肥やしになり、リサイクル店に売っても二束三文にしかなりません。所有することを放棄すれば、1つ買うのと同じお金でいろんな楽しみを得られます」

と話し、新たな使い方を提案している。

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