効果について見方が分かれる
広報チャンネルには、コメントが付く動画と付かない動画がある。登録者1万2000人余からしか受け付けないためか、コメントには、イスラエル擁護のものが多い。中には、
「行け!イスラエル」
「ハマスが攻撃を止めないなら、ガザをじゅうたん爆撃すべきだ」
と戦闘を煽るものも見られた。
一方、地上戦にまで突入した事態を懸念する声も出ている。
「一人のイスラエル人が殺されると、少なくとも10人のパレスチナ人が殺される」
「恐ろしいことに、今やハマスは、食料や医薬品を病人や死んでいく人々に持ち込むことさえできない」
ほとんどのコメントは控え目なものの、「なんという大虐殺。人類の恥だ」といった声もまれにあった。
イスラエルの投稿動画については、その効果について見方が分かれている。
外電を紹介したサイト「スラッシュドット・ジャパン」では、コメントの書き込みで
「造られた映像で大衆を誘導することもできる。瓦礫の上で叫ぶ女性、油まみれの海鳥など、湾岸戦争のときにもいろいろあったよな」
との指摘があった。その一方で、
「かえって、映像を選別してプロパガンダやってるだけだろう、と反発を買うのではないか?」
と冷めた声も出ている。