時給850円でツカサの仕事を紹介する
「ツカサが支援のサンプルになればいい」と語る川又代表
ツカサはネットルーム利用者に「就職支援プログラム」という新しい試みも実施している。応募者に時給850円でツカサの仕事を紹介するというサービスで、2007年11月に開始した。ツカサの事業の柱の一つである、マンスリーマンションなどの清掃が主だが、適性を見て他の仕事も紹介する。プログラマーだった男性がツカサの経営するパソコン教室の講師として採用されたこともあるという。これまでに30名が応募し、現在も続いているのが9名で、うち4名が契約社員として働いている。
マンションの清掃などは人が集まりにくい。だったら、仕事がなくて若く、しかもネットが使えるネットルーム利用者を採用すればいい。そう考えるようになったとツカサグループの川又三智彦代表は語る。
ツカサは、人材を確保するだけでなく、個人の自立支援を目的とした「公的機関に変わる民間企業唯一の試み」であるともしている。