「2ちゃんねる」を海外企業に「譲渡」 ひろゆき氏の「真意」はどこに?

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「2ちゃん」運営が日頃の活動の足かせに?

   著書「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)で、ひろゆき氏と対談したこともある、ITジャーナリストの井上トシユキさんは、

「正直、よく分からないところもあるのですが、(2ちゃんねるに書き込まれた内容に対する)名誉棄損訴訟が、ひろゆき氏の日々の活動にとって『足かせ』になってきている、というのは確かです。そこで、『2ちゃんねるの運営、もう、めんどくさい』となったのではないでしょうか」

と話す。ひろゆき氏は、最近では動画共有サイト「ニコニコ動画」を運営する「ニワンゴ」の取締役としてメディアに登場する機会も多く、「2ちゃんねる管理人」としての露出は、相対的には減少してきていることも確かだ。「2ちゃんねるの運営が、それ以外の活動をするにあたっての障害になっており、それを誰かに譲りたかったのでは」というのが、井上さんの見立てのようだ。

   ただ、

「『パケットモンスター』という会社が何者かも分かりませんし、(「2ちゃんねる閉鎖騒動」があった06年後半ではなく)なぜこのタイミングでの譲渡なのかも分かりません」

とも話し、釈然としない様子だ。今回の「譲渡劇」、まだまだ不明な部分が多いのが実情だと言えそうだ。

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