「日本事業の先行き分からないのがはっきりした」
「ピーターソン会長が自ら説明し、日本事業には変化がないことを伝えてもらいたい」(幹部)との意向で企画された記者懇談会だったが、ピーターソン会長に対するマスコミの印象は良かったとは言い難い。ピーターソン会長が懇談会に約10分遅刻した上、約1時間のうち45分間は、米シティや日興シティHDの実情を語るよりも、「サブプライム問題とは何か」との「ご高説」の講義に費やしたため、「今さら、一般的なサブプライム問題を説明されても困る」という批判の声が挙がった。
参加した記者からは「ピーターソン会長が語っても、米シティの意向によっては、日本事業の先行きが分からないことがはっきりした」と受け止められたのが実情で、日興シティの狙いは、未完に終わったようだ。