BL小説「18禁」のはずが・・・ 堺市図書館が一転「貸出解禁」

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「中身はポルノ小説で、イラストも過激だ」

   BL小説は、男性同士の恋愛を扱った小説や漫画を愛読する、「腐女子」と呼ばれる女性から支持を得ている。図書館での扱いをめぐっては、ネット上の掲示板などでは、

「BL好きだけど、あれはどう見ても18禁だと思う」
「男性同士の同性愛をテーマにしてる本と言っても、ただのエロ小説から割りと真面目にブンガクしてるのまでピンキリだし線引きをどうするかだよな」

といった様々な声も上がる。

   堺市の水ノ上成彰市議は、BL小説について、「中身はポルノ小説で、イラストも過激だ」として、図書館での取り扱いについては「公共機関が買って読んでもらうようなものではない」と否定的な見方を示している。水ノ上市議は、市立図書館が18歳未満への貸し出しを認めていることについて、

「条例で法的に制限できないため、致し方ない面もあるが、図書館側も05年以降、BL小説を購入していない上、こういったかたちの男女の恋愛本についても購入していない。図書館側も青少年の教育上『好ましくない』のは分かっているわけで、『有害図書』指定でなくても、BL本は18歳未満には貸し出さない、という毅然とした態度をとってもいいのではないか」

と指摘している。

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