自宅で死んでいるのが見つかった元タレントの飯島愛さん(36)は、週刊誌に対し性関連グッズの販売サイトを始めたいと意欲を語ったばかりだった。自殺説も流れているが、そうだとするとなぜ死を選んだのか。
飯島愛さんのブログ「飯島愛のポルノ・ホスピタル」は、2008年12月5日から更新が途絶えたままになっている。その死が報じられた24日までの間に、ファンらからのコメントが400件以上も溜まっていた。
新聞各紙によると、飯島さんは24日午後3時15分ごろ、東京・渋谷区内の自宅マンションで倒れているのを、かつて所属していた事務所の関係者が見つけた。警視庁によると、事件性はなく、自殺の可能性があるとみて調べている。
ブログ未更新の19日間に、何が起こったのか。
飯島さんは、12月6日、栃木県内で行われたエイズ啓発イベントで元気な姿を見せていた。そのことを伝えた週刊朝日12月26日号の記事によると、飯島さんは会場でコンドームを配り、トークショーでは、シモネタトークなどで盛り上げていた。同誌の取材には、女性の悩みに応える性関連グッズをショッピングサイトで売ることを明らかにし、近日中にオープンさせると意欲を語っていた。
「十円ハゲはできるし、幻聴は聞こえるし」
更新が止まったままの飯島愛さんのブログ
ただ、2007年3月31日に芸能界を引退してからの生活について、悩みも打ち明けている。朝日の取材には、「とにかく私、ヘンだったの。十円ハゲはできるし、幻聴は聞こえるし」と答えていた。08年11月30日のブログ日記では、「時々、急に、寂しくなったりしませんか?」「非日常でなく日常の中にポカンと穴が空いちゃっている感じ」などと自分に問いかけているようにもみえる書き込みもみられ、精神的に追い詰められていたのかもしれない。
ちなみに、引退したときの理由は腎臓などが悪くなっていたこと。08年2月24日には、神経症ぎみで通院治療をしていたことなどをブログ日記で告白していた。死因はまだ不明だが、自殺だとすると心の問題が関連していたのかもしれない。