「感動した」「子供に聴かせたい」「日本の政治家にも読ませたい」
価格も税抜きで1000円と「衝動買いできる値段にした」(同担当者)。大ヒットの理由については、
「ひとつにはオバマさんのスピーチ技術、内容が優れているということがある。もう一つは、日本でも経済全体の先行きが不安で、明るい希望を見いだしたいということから、閉塞感を打ち破るような雰囲気をオバマさんに求めた部分もあるのではないか」
と分析する。大ヒットを受けて、同社には「感動した」「子供に聴かせたい」といった感想のほかに、「日本の政治家にも読ませたい」「日本にはなぜこういう政治家がいないのか」といった反響も寄せられているという。同社では、「オバマ演説集」の好調を受け、09年1月末にはオバマ氏の就任演説を収録した第2弾を発売する予定だ。
ちなみに、オバマ氏と名前が同じと言うことで盛り上がり、「オバマ氏を勝手に応援する会」まで結成され、市役所にオバマ氏からの親書も届いた福井県・小浜市だが、市内の書店に問い合わせたところ、「結構売れています」「あまり売れてません」と反応はボチボチといったところだった。