韓国一大きい免税店は日本人だらけ
多くの旅行者が立ち寄る「免税店」で、最近、こんな光景が見られるらしい。
韓国観光公社東京支社の広報担当者は、
「韓国で一番大きい新羅免税店(ソウル)は日本人だらけだ、と聞いています。免税で安い上に、これほどの円高ですからね」
と語る。
韓国内に8店舗展開する「ロッテ免税店」は月間売上げが前年の1.5倍、購買客数も1.5倍に増えた(08年10月19日現在)。ロッテ免税店東京事務所によると、仏高級ブランド「シャネル」は日本の販売価格よりも25~30%安い。また、韓国の健康食品「高麗人参エキス」は約4割も安く、20万円分を買った日本人観光客もいたという。全体的にお得感が増して財布の紐がゆるみ、客単価は1.9%上昇している。
ウォン安はしばらく続くとみられていて、韓国に行く人は今後も増えそうだ。さらに、大手航空会社は09年1月から、サーチャージを下げると発表している。韓国は現在8000円だが、5000円に下がる。ある旅行会社の社員は、
「今年は燃油高騰や世界規模の景気悪化で首を絞められたが、ようやく明るい兆しが出てきました」
と話し、ほっとした表情だ。