金融危機に伴う株価急落で 「生保不安」が再燃か

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株価低迷が続くと、体力の弱い生保は一段と厳しい

   逆ざやの重荷で中堅生保が次々と破綻した2000年前後の「生保不安」再燃も懸念されるが、「当時は自己資本が1兆円だったが、今は2兆円を超しており、(危機は)十分コントロールできる範囲」(第一生命)、「財務基盤は強く、厳しい局面は乗り切れる」(日本生命)などと大手は強気の姿勢を示した。

   また、アリコは526億円、三井生命は500億円、朝日生命は350億円の資本(基金)増強を発表し、危機を乗り切りたい構えだ。だが、9月末に1万1000円台だった日経平均株価は10月以降、一段と下落し、一時は7000円を割った。最大手の日本生命ですら、10月末時点水準での有価証券含み益は9月末より2兆3000億円少ない1兆円に急減している。来年3月まで株価低迷が続くと、体力の弱い生保の経営環境は一段と厳しさを増すことになる。

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