人気漫画「かんなぎ」の女性主人公が、男性と性的関係を持ったのではないかとして、インターネット上で大きな騒動になっている。一方、漫画月刊誌で連載されていた「かんなぎ」は作者の体調を理由に急きょ休載、波紋を呼んでいる。「休載」と「騒動」は関係あるのか。
「穢れてしまったナギ」という記述をめぐって騒動
「かんなぎ」は漫画月刊誌「ComicREX(コミック レックス)」(一迅社)に連載されている人気漫画で、少女のかたちをした自称神様のナギを主人公としたラブコメディー。2008年10月からはアニメ化され、東京MX、毎日放送(MBS)などで放送されている。
騒動の発端となったのは、「ComicREX」08年12月号の「かんなぎ」だ。このなかで、黒ずんだナギの姿と「穢れてしまったナギ」という記述をめぐって、ナギに男性経験があるとの憶測が広がり、ネット上では大きな騒動に発展。ブログや掲示版などでは、
「なんだろう(単行本)5冊全部捨てたくなってきた」
「っていうかメインターゲットはこういうことでいちいち騒ぐ層だって解ってて元彼出す意味はなんなの?いじめ?」
といった批判的な書き込みが相次ぎ、多くのファンの失望を買ってしまった模様だ。一部では、単行本を破壊する写真などもネット上に掲載されるなど、ファンの「怒り」は相当なものであったようだ。