激安な分だけ、通信費へ毎月900円上乗せ
ただ、100円パソコンは、激安な分だけ、通信費への毎月900円の上乗せ料金を2年間支払わなければならない。これで2万1600円の出費だ。つまり、この額プラス100円のパソコンを分割払いで買った感覚になる。
通信費に上乗せして安く売る点では、かつての1円ケータイと同じだ。しかし、イー・モバイル広報部によると、上乗せ価格を明示し、2年と期限を決めている点で、その復活とは違うという。
パソコンは安いといっても、2年間は通信費を払い続けなければならない。上乗せ料金を除いても、毎月最低2000円だ。2年間なら、最低4万8000円になる。ビックカメラ新宿西口店の担当者は、お買い得になるケースについて、次のように話す。
「あくまでも、パソコンを持ち歩き、外でメールやネットを頻繁に使いたい人向きです。外で通信機能をあまり使わない場合、割高になってしまいますからね」
もちろん、無線や有線のLANサービスを使えるホテルなどなら、通信機能はいらない。
さらに、5万円弱のパソコンでも、店頭で割り引いている場合が多い。とすると、実質的なパソコン代2万1600円と4万8000円以上の通信費を考えると、人によっては必ずしも得とは言えないようだ。