遅刻社員に駅で反省文読ませる動画騒動 社長が「警察に被害届」

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   遅刻した社員が、罰として駅構内で大声をあげて反省文を読む動画が、都内企業の社長のブログに掲載されたことをめぐり、この社長が会社への脅迫電話、取引先への嫌がらせ電話が相次いだとして、警察に被害届を出したと自身のブログで明らかにした。また、会社のホームページでは、取引先や関係会社に対する謝罪文を掲載した。インターネット上ではこの動画について、「パワハラではないか」といった批判が相次ぎ、社長ブログが「炎上」する事態に発展していた。

   「騒動」の発端は、貸会議室運営会社・社長のブログに2008年11月19日に掲載された一つの動画。ブログでは、「遅刻の罰則」として、「お客さんや社長に多大なご迷惑をおかけしました」などと反省文らしきものを大声で読み上げる男性を撮影した「YouTube(ユーチューブ)」の動画が掲載されていた。

会社への脅迫電話・無言電話や、取引先への嫌がらせ電話

   社長ブログには、ネット上でこうした処罰を公開したことについて、「パワハラでは」といった批判の書き込みが殺到。巨大掲示版「2ちゃんねる」でも大きな話題になり、社長ブログも罵詈雑言が書き込まれる「大荒れ」の状態になった。

   この動画は2008年11月27日までに「YouTube」から削除されたほか、同日正午頃に社長ブログが更新され、

「会社への脅迫電話・無言電話や、取引先への嫌がらせ電話など業務に支障が出るレベルになりましたので威力業務妨害として警察へ被害届けを出して来ました」

と書かれている。

   同社のホームページでは、取引先や関係会社に対する謝罪文を掲載。「今後は、youtubeなどへの掲載はやめます」としている。

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