マツダのフォード離れ、どこまで進む?
しかし、マツダは18日のフォードのマツダ株売却の会見で、井巻会長兼社長が会長職に専念し、山内孝副社長が社長に昇格する人事を発表した。「経営体制を強化するため」という。さらに、最高財務責任者(CFO)を含め取締役の3人をフォード出資者が占めていた体制を改め、フォード出身の取締役を1人に減らした。マツダのフォード離れを象徴する動きだ。
GMをはじめ米大手自動車メーカー3社(ビッグ3)は「経営破たんが視野に入ってきた」(自動車関係者)とも指摘される。米国などでGMと合弁会社を運営するトヨタ自動車やいすゞ自動車なども含め、日本メーカーも新たな戦略の構築が迫られる。