「小沢民主代表を暗殺してくれ」 ポータルニュースにも物騒なコメント

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   「Yahoo!ニュース」のコメント欄に、民主党の小沢一郎代表の暗殺を依頼するカキコミが出た。具体的な指示内容などが書かれていなかったため、警察への通報はされなかったが、このところ物騒なカキコミが増えているようで、ポータルの担当者は24時間体制で監視するなど、対応に追われている。

「殺害予告とは認識しておりませんでした」

   「Yahoo!ニュース」のコメント欄にカキコミがあったのは、2008年11月22日 2時24分と08年11月22日 2時51分。

「誰か、小沢をヤってくれないかなぁ。あんなやつ、生きてるだけで迷惑だよ」
「誰でもいいから、小沢を暗殺してくれないかと思うようになってきた」

というものだ。08年11月17日にJ-CASTニュースが配信した「日本国籍取得要件の改正法案 ネット上に反発、自民にも懸念」にコメントしたもの。「犯人」は、国籍法の改正を進めている黒幕は小沢民主党だと思い、こんなことを書いたようだ。

   ヤフーの広報はJ-CASTニュースの取材に対し、このカキコミがあったのは事実で、ヤフーのサイトを監視するパトロール隊が発見しすぐに削除した、と話した。警察への通報については、具体的な日時や暗殺方法などが書かれていないため、

「殺害予告とは認識しておりませんでした」

とし、今回は通報を見送った、としている。削除は、公序良俗に反する内容や、著作権を侵害していると考えられるものに実施している。パトロール隊が発見した規約違反コメントのほか、読者からの通報(コメントの横に違反通報ボタンを設置)で削除をしているという。

ポータルサイトもユーザーのコメントにピリピリ

   ネットの掲示板の殺害予告などで、警察への通報、逮捕という事例が増え、ポータルサイトも相当気を遣わなければいけない状況になっている。特に、08年6月に東京秋葉原で起きた無差別殺害事件以降、ポータルサイトもユーザーのカキコミにピリピリしており、ライブドア広報は、

「秋葉原の事件以降、総務省からインターネットの予告情報の通報依頼が出た。これまで通報に至るカキコミは出ていないが、24時間体制で監視している」

と打ち明ける。ちなみに、同社のニュース欄へのコメントは会員登録しなければできないが、公序良俗を乱すようなコメントばかり送るユーザーに関しては、「スパム」扱いをし、カキコミを拒否するようにしているのだという。

   ポータルサイトのコメントが最近ひどい、という話題は巨大掲示板「2ちゃんねる」でも出ている。誹謗中傷が多く、「工作員」が暗躍していると思えるものが多い、というものだ。

「コメント欄の連中の方がドス黒くて気持ち悪い」
「他人を叩くことでしか満足を得られないなんて、生きる価値ゼロの人間だと思うよ」
「まだ2chのこのやりとりのが優れている」

などのコメントが出ている。

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