太田総理「殺害予告」犯人 驚愕の「言い分」

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   「2ちゃんねる」に「爆笑問題の太田光を殺します」などと書き込み、2008年7月に逮捕された男性が、「殺害予告」をした理由を明かした。08年11月22日の生放送テレビ番組の中で「理由」が紹介され、出演した太田さんも耳を傾けた。

「逮捕されることはないだろう」

   この番組は、「たけしの日本教育白書2008」(フジテレビ系)で、 4時間の生放送だった。「殺害予告」をして逮捕された男性と太田さんが「2ちゃんねるの功罪をめぐり対決!」する、と放送前から番組公式ホームページで紹介されていた。男性は08年7月8日、インターネット掲示版「2ちゃんねる」に「爆笑問題の太田光を殺します。これは犯行予告だ」などと書き込み、同月26日、脅迫容疑で逮捕された(逮捕時32歳)。

   この男性が生放送に出演するのではないかと、「2ちゃんねる」などネット上で注目を集めていた。男性の書き込みについては、J-CASTニュースも「ネット犯行予告有名人に拡大 太田光さん「殺害」書き込み」(08年7月9日)で報じている。

   しかし実際には、男性はスタジオに現れず、男性からきたというメールが読み上げられた。

   太田さんを「脅迫」したことについては、「テレビ番組で太田さんが、『ネット掲示板に殺すと書くな。そんな場所があっちゃいけない。ネット掲示板をひねりつぶしたい』と発言した事」を知ったことが発端になったと説明した。

   さらに、テレビ番組の熱湯コマーシャルを引き合いに出し、書き込みに至るロジックを説明した。「『押すなよ! 絶対に押すなよ!』という芸人に対し他の芸人が、わざと相手を熱湯の中に押して落とすというお笑いの表現方法があります」と指摘し、「それと同様に太田さんが『殺すと書くな!』という事は『殺すと書け!』というネタ振りであって太田さんもネットに『太田殺す』と書かれる事を望んでいると誤解」したのだという。「殺す」と書いても「笑いが生まれこそすれ逮捕される事はないだろう、太田さんが被害届けを提出する事は無いだろう」と思ったとも。

   要するに「ネット上の殺害予告を批判している太田さんが殺害を予告されてしまう。その悲哀が笑いになると判断し実行した」のだそうで、警察へは「脅迫ではない。ユーモアだ。お笑いの表現方法の1つだ」と説明したという。

   このように理由を明らかにした後、太田さんに謝罪した。「だからと言って、如何なる理由があろうと、殺害予告など許されるわけが無く、太田さんや太田さんの奥さん、そして社会の多くの人々に、多大なご迷惑をお掛けした事を心より深くお詫び申し上げます」

「書き込んだ時点で殺意あったと思う」

   メールの内容に対して太田さんは、

「彼の言っていることは、ある程度理解できます」

とする一方で、「殺しますと言われて俺が笑うと思ったのか」という疑問を投げかけた。

「冗談のつもりじゃなくて書き込んだ時点で殺意があったんだと思う。太田光が気に入らなかった。それを何とか世の中に知らしめたかった。ましてやこういう時代、あれが殺害予告になるのはわかるんだから」

とも話した。

   また、殺害予告が「ユーモアだった」という点に対して、出演者のビートたけしさんは、「ユーモアのセンスがない」「太田光をいかせという方がユーモアを感じる。そういう余裕がないからつまらない」などと反論した。

   放送後、男性の理由説明が「メール読み上げ」だった点について、「2ちゃんねる」には、「生出演じゃないの? そういう話じゃなかったっけ?」「なんかつまらん展開に」などと、男性が登場しなかったことを残念がる意見が多く書き込まれた。

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