お笑い芸人の有吉弘行さん(34)が、再びブレイクしている。有名人につける「変な」あだ名が面白いと評判だし、俳優の哀川翔さんのモノマネもうけている。そんな有吉さんがテレビのトーク番組に出演し、「猿岩石」を解散した後の不遇時代の「秘話」を明かした。
タモリさんは「昼メガネ」と名付ける
有吉弘行さんが出演したのは、2008年11月22日に放送された日本テレビ系のトーク番組「メレンゲの気持ち」。番組には11年ぶりの登場だった。司会の久本雅美さんに番組開始早々、「シャケみたいなモンだよ」とツッこまれていた。ブレイクして、落ちて、またブレイクしていることをたとえた表現だ。
もともと有吉さんは、森脇和成さんとともにお笑いコンビ「猿岩石」を結成していた1996年、バラエティ番組「進め!電波少年」の企画から人気に火がついた。この企画は、ヒッチハイクだけで香港からイギリスまで旅するというものだった。
その後、旅の記録と日記を綴った「猿岩石日記」シリーズがベストセラーになり、帰国後にリリースしたCD「白い雲のように」は130万枚のミリオンセラーを記録した。しかし、その後は仕事が徐々に減り、2004年にはコンビを解散、不遇が続いていた。
ところが、今は、有名人につける「変な」あだ名が面白いと評判だ。たとえば、「品川庄司」品川祐さんに対しては「おしゃべりクソ野郎」。「ペナルティ」ワッキーさんには「クソスベリ芸人」。そして、タモリさんには「昼メガネ」と名付けている。有吉さんいわく「世間のイメージをその人に伝えてあげているんです」とのこと。ちなみに、番組内では、久本さんに対して「妖怪サミチクビ」を命名していた。
また、俳優の哀川翔さんのモノマネもうけている。このモノマネは、哀川さん本人からも好評で、「いやー、ありがとう。似てたよ。これからもドンドンやってよ」と太鼓判を押されているほどだ。哀川さんとは、自宅に呼ばれるなどの交際もある。