ピークの年末年始旅行には反映されない
JAL広報部はJ-CASTニュースに対し、
「他社と(燃料サーチャージが)異なるというのは認識している。路線や機材、燃料調達の構成が他社とは異なり、経営の手法が各社一様ではないため、そういった差が生まれてきてしまう」
と説明している。
しかも、今回の「サーチャージ値下げ」は、海外旅行のピークである年末年始の旅行には反映されないことが確実だ。例えば、09年1月に航空機に搭乗して海外に行く場合でも、08年内に航空券を購入してしまうと、「燃料サーチャージ」の値下げは適用されない。
「あくまで発券ベースなので、発券してしまった運賃について値下げ分との差額を追加で返金することは行っていない。これまで、サーチャージが上がっても追加料金を頂いていないので、仕組みということでご理解いただきたい」(JAL広報部)
「発券ベースなので、12月の段階で発券・ご購入いただいたものについて、(差額分の)払い戻しには対応していない」(ANA広報室)
年末年始の旅行は少なくとも08年内に航空券を買うため、「サーチャージ値下げ」の恩恵を受けられない、ということになりそうだ。