18歳で飲酒運転、ひき逃げ 「ミクシィ告白」大騒ぎの真偽

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   「ミクシィ(mixi)」の日記に、「飲酒後に原付バイクを運転し、千葉県浦安市の交差点で事故を起こした。事故の相手は瀕死の重症だったが逃げた」という記述が見つかった。書いた人物のプロフィールが18歳の男性ということも重なってネットで騒ぎになり、警察に問い合わせる人も多数出て、通報を受けた浦安署は捜査を始めた。しかし、「告白」の事実は今のところ確認できず、悪質ないたずらの可能性も出ている。

未成年なのに飲酒、バイクを運転、ひき逃げ

   問題の日記は2008年11月13日に書かれた。内容は、この日の2日前頃に仲間5人と原付バイクで暴走。その後、浦安市にあるしゃぶしゃぶ店に行き飲酒。ベロベロに酔っていたが原付の運転を続けた。浦安駅前の交差点で右折した瞬間アドV(スクーターの名前)と事故を起こした。そして、

「アドVの人はぶっ飛んで瀕死。俺は原付のエンジン止まっちゃったから、 交差点の真ん中で必死にエンジンかけてて、着いた瞬間、アッキーのケツモチなんか忘れて一人で暴走モード。逃げました」

と書いた。

   ネットでは08年11月16日ごろから騒動になり、瀕死の重傷者を放置する「轢き逃げ」は許せない、未成年なのに飲酒をしただけでなくバイクを運転するというのは酷い犯罪だ、など掲示板やブログでバッシングが起こった。「2ちゃんねる」にもスレッドが立ち、

「これは酷い。即刻逮捕してほしい」
「書いちゃうバカは多いが、ここまで本当にマジ通報レベルなのは珍しいな」

などのカキコミが並び、日記を書いた本人と思われる顔写真や、勤務先とされる会社名まで晒された。この日記が書かれているホームページは騒動になって間もなく削除(退会)になった。

虚偽だとすれば「なぜ日記を公開したのか」

   書かれていることが実際にあったとすればとんでもない話しだ。浦安警察署はJ-CASTニュースの取材に対し、この日記に関する通報がネットユーザーと思われる人達から何件もあった、と打ち明ける。既に「ミクシィ」に書かれた日記を入手。事実なら、犯人の特定を急ぎ、事情聴取するという。ただし、日記に書かれているような事故の報告は今のところ無いのだという。

「瀕死の重傷を負うような事故があれば、直ぐに連絡が入るし、目撃者もいるはず。それが無いのは虚偽の可能性が高いわけですが、ウソだった、だけではすまされない。なぜ虚偽の日記を公開したのか、その点について取調べする必要があります」

とJ-CASTニュースに話した。

   ちなみに、日記を書いた本人が勤務しているとされる千葉県の会社にJ-CASTニュースが問い合わせたところ、

「指摘されている名前の人間は当社にはおりません。警察に問い合わせましたが、事故も起こっておりませんし、ネット上の情報は事実無根としか言いようがありません」

と全面否定している。

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