すでに国内には数十万個が流通
サイト上にはゲームメーカーの名前が100社以上羅列され、あらゆるソフトが購入可能な状態になっていた。ソフトの価格のほとんどが200~500円。正規品のソフトの単価は3200円で、その「不正な安さ」に、多くのネットユーザーが飛びついた模様だ。ウェブサイトによると、会員登録数は約2万5000人で、「VIP会員」は約1万人。この表記が本当だとすれば、少なくとも1万人が不正なソフトを購入していたことになる。
「マジコン」をめぐっては、任天堂などソフトメーカー54社が08年7月、輸入販売会社など5社を相手取って、輸入差し止めを求める訴訟を東京地裁で起こしているが、すでに国内には数十万個が流通しているとみられる。さらに、「ヤフー!オークション」では、
「日本語の表示に対応しています」
などといった売り文句とともに、3~4000円で大量に出品されている。当分、いたちごっこは続きそうな情勢だ。