トヨタの収益一気に「凋落」 拡大戦略のツケ重くのしかかる

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拡大戦略の見直し始まるのか

   業績悪化には世界経済の変調や為替などの外部要因が大きく、同社の木下光男副社長は決算会見で、「かつて経験したことのない極めて厳しい環境」と強調。しかし外部要因だけでは説明できない根本的な要因もある。

   トヨタはこれまで、世界各地で新しい工場を建設し続け、拡大戦略をとってきた。そのおかげで世界トップの米自動車大手、ゼネラル・モーターズ(GM)に追いつき、今や世界販売でGMを上回る規模になろうとしている。しかし、この拡大戦略は、世界市場が一度収縮に傾けば、逆に負担になる。工場の減産や停止、従業員の削減には簡単に手がつけられないためだ。

   トヨタが従来の拡大戦略の見直しを始める可能性が出てきた。

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