「メイド喫茶」ブーム終わった 経営悪化で生き残りの道探る

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ツアー会社と組んで、外国人団体客を取り込む

   「ぴなふぉあ」には以前は個人客が多く訪れていたが、このところは団体客が増えている。ツアー会社と組み、外国人の団体客を取り込むという営業戦略に転換したためだ。そのおかげで客数は減っていないというが、大手でさえ、戦略なしに生き残れない状況のようだ。

「メイド喫茶がブームの時は、黙っていてもお客が来るという状況でした。今思えば、あの時が『異常』だったんでしょう」

   前出の調査によると、オタク市場で元気がいいのは、「電子コミック」だ。07年度の市場規模は前年比47.5%増の250億円と大幅に伸びた。同人誌は13.5%増の553億円、フィギュアは8.3%増の260億円、コスプレ衣装は6.8%増の360億円と伸びた。以前は一部のマニアックな層にしかうけていなかったが、広く受け入れられるようになり、市場が拡大したとみられている。

   メイド喫茶は一般うけしなかった、ともいえそうだ。

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