小室哲哉容疑者とKEIKOさんが離婚したのかしないのか、真相が謎のままだ。KEIKOさんは離婚報道後、「共に歩む覚悟」とコメント発表した。しかし、そこには明確に離婚を否定する言葉はなく、「誤報ではない」と明言するマスコミもあるなど対応も様々に分かれているのだ。
「大変険しいものですが、共に歩む覚悟です」
離婚や別居を報じたスポーツ紙各紙
「KEIKO離婚していた」
一部スポーツ紙でこんな大見出しが踊ったのが、2008年11月5日。スポーツニッポンでは、詐欺容疑で逮捕された小室哲哉容疑者(49)の意向で、妻で歌手のKEIKOさん(36)が4日までに都内の区役所に離婚届を提出したと報じた。また、スポーツ報知も同様に、小室容疑者の説得に応じたKEIKOさんが、同日までの1週間のうち逮捕前に離婚届を出したとしている。
さらに、フジテレビ系「とくダネ!」も5日、KEIKOさんが涙の決断をして逮捕前に離婚届けをしたことを明らかにした。
このほか、今後離婚すると報じたスポーツ紙もある。サンケイスポーツが数か月前から別居しており離婚が秒読みなこと、デイリースポーツが離婚する方向で話し合いをしていることを、それぞれ伝えた。
これに対し、KEIKOさんが5日夜、所属事務所を通じてマスコミ各社にFAXでコメントを発表。そこでは、お詫びの言葉とともに、「私達のこれからの人生は大変険しいものですが、共に歩む覚悟です」と結ばれていた。末尾には、「小室桂子」と署名があった。
結びの言葉は、離婚報道を意識したものらしい。そして、コメント発表後は、スポーツ紙でもこの言葉に配慮した報道がなされた。スポニチと報知では6日、 KEIKOさんの肩書きに「妻」という言葉を入れた。2紙を含め、各スポーツ紙では、KEIKOさん側が離婚を否定したと報じている。
一部のテレビ、スポーツ紙は離婚否定せず
小室容疑者とKEIKOさんが本当に離婚していないのなら、各マスコミ報道は「誤報」ということになる。ところが、離婚報道を訂正しないところもあるのだ。
フジテレビ「とくダネ!」のプロデューサーは、J-CASTニュースの取材に対し、こう断言する。
「うちの取材で情報を確かめたことで、誤報ではないと思っています。コメントの解釈はいろいろできるでしょうが、逮捕前に離婚届を出したという報道を訂正するつもりはありません。今のところ、報道した通りと解釈していただいていいと思います」
さらに、報知の文化社会部長も、現時点では訂正は出さないと明かす。
「4日の時点では、離婚したと確信がありました。その後、コメント発表がありましたので、今のところその言い分で報道しています。5日付記事は、誤報ではないと考えています。結果的にそうであれば訂正を出しますが、KEIKOさんから求められていませんし、離婚を否定する材料も持っていません」
一方、スポニチでは、離婚情報がKEIKOさん側からでなく小室容疑者の関係者から出たことを明らかにした。読者相談室では、「周辺取材で、離婚届を出していたという情報を得ました。KEIKOさん側は、離婚届は出していないということですが、取材先によって情報が違うということです」と説明する。
各紙によると、小室容疑者は、KEIKOさんの実家にも借金取り立てが来ていることを懸念し、KEIKOさんに離婚するよう説得していた。そんな事情があったということなのか。
小室容疑者とKEIKOさんらがメンバーのユニット「globe」とアーティスト契約しているエイベックス・エンタテインメントでは、2人の離婚報道について、「本人コメントの通りです。離婚の事実はございません」とコメントしている。このことは、KEIKOさんの所属事務所に確認したとしている。