言葉によるリンチではないか! 土下座する倒産教習所社長に罵声

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受講生側弁護士「お話しすることは控えたい」

   ネット上では、さらに一部受講生を吊るし上げるケースまで出た。

   10代のフリーターとみられる男性が、ミクシィの日記で、無免許運転や飲酒運転を告白していたことが2ちゃんのスレッドなどで晒されたのだ。

   この男性は、日記で「警察に捕まりそうになった 無免許で捕まったら中免取れなくなるから危なかった」「みんな飲酒運転でカラオケまで行った」などと書き込んでいた。告白が発覚したのは、男性が08年11月3日の日記で、土下座する社長の写真をアップし、「とりあえず社長…最後に引きずられてたのは笑わせて頂きました 社長乙です」と書き込んだのがきっかけだった。

   教習所側の破産申し立て代理人をした桃尾重明弁護士は、J-CASTニュースの取材に対し、一部受講生に苦言を呈する。

「ひどい話だと思います。(社長は)経営責任あるので申し訳ないと言っています。本人に聞いたわけではありませんが、ああいう扱いはいかがかと思っています」

   八王子自動車教習所が10月31日の倒産前に受講生に知らせなかったことについて、桃尾弁護士は、「倒産はいつも急なことです。確かに、受講生すべての卒業後ならよかった。なんとかしようと努力したのですが、運転資金がなくなってどうにもならなかった」と話す。負債総額は約17億円とみられ、返金の見通しは、資産の売却後でないと分からないという。

   一方、受講生の被害相談に乗っている松原拓郎弁護士は、暴言が騒ぎになっていることについて、「私がコメントする部分ではありませんので、お話しすることは控えたい」とだけ話す。そして、突然の倒産について、「教習所では聞いたことがなく、普通に考えたら、よくない話だと思います」と批判した。

   約1700人いる受講生は、1人平均10数万円払い込んでおり、総額2億円ほど返金されていないという。「教習所の土地は15億円と聞きますが、もっと高いのではないかと思っています。早く混乱を収束させることが大切だと考えています」と話している。

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