アンテナが地デジ対応していない例も
地デジを見るためには、まず地デジ対応テレビを購入するか、アナログテレビに専用チューナーを取り付ける。それだけでなく、アンテナがUHFに対応しているか、ケーブルテレビ会社と契約する必要がある。
トラブルが相次ぐ背景には、「受信方法についての消費者への周知が不十分」との指摘も上がっており、総務省では「もっと周知を徹底しなければならない」としている。
総務省の調査では、08年9月時点の地デジ対応テレビや地デジ対応チューナーの世帯普及率は46.9%。実際に地デジ放送を視聴できる世帯は37.7%で、地デジ対応機器を持っているのにもかかわらず視聴できない世帯は9.2%にも上る。
総務省情報流通局地上放送課では、
「中継局が近くになく、電波が来ていない。対応テレビを買ったが、アンテナなどが地デジ対応していない。本人の接続・設定ミス、などが考えられる」
と説明している。