旧日本軍の「毒ガス室」が汚染原因、も誤り
また、産経新聞が「工場の約300メートル東に旧日本軍の『毒ガス室』と呼ばれた施設が存在していた」ことが水質汚染の原因、と報道したことについて、
「旧日本軍の施設があったことは確かだが、毒ガスとは全く関係無い施設」
で、汚染物質が出るわけがない、と断言した。
同社製品の汚染はシアンにとどまらず、今度はトルエンが検出された。同工場が生産したウインナーで、ユーコープ事業連合(本部・横浜市)が販売したものの中に見つかった。同社は汚染を08年10月29日に62.7ppmと発表したが、翌日にはその6倍の最大188PPMもあったと訂正している。同社はトルエンの汚染は製造段階で生じたもので、先の地下水の汚染とは別ルートではないか、と説明しているが、どうしてこんなに立て続けに製品の汚染が出てしまうのか。同社に取材しようとしたが、
「担当者が多忙で捕まらない」
とし、未だに連絡が来ていない。同社のホームページを見ると、08年10月31日午後6時現在で、
「当ホームページは、2008年10月25日現在更新をストップしております」
などと書かれていて、社内は相当混乱してるようだ。