SMAPの木村拓哉さん(35)宅に何者かが侵入した形跡があり、警視庁が空き巣事件として捜査していることが明らかになった。もっとも、セコムの警報装置が作動して、盗まれたものはなかったらしい。セコムのホームセキュリティーのテレビCMに出演中の木村さんは、「セコムしている」ことを公言しており、今回の空き巣事件で自ら警報装置の有効性を「実証」した形だ。
2階の窓ガラスに何者かが侵入、警報装置が作動
警視庁によれば、2008年10月19日の午後7時半ごろ、東京・目黒区の木村さん宅の警報装置が作動した。その後、同庁目黒署員が調べたところ、2階の窓ガラスに何者かが侵入しようとした形跡があった。当時、木村さん宅は留守で、盗まれたものはなかったという。
木村さんは08年10月1日からセコムのホームセキュリティーのイメージキャラクターとしてテレビCMに出演している。
木村さんが、テレビ画面に映る監督時代の長嶋茂雄さんを見て「これ絶対『セコムしてますか?』って言ってるよ」と言って、テレビの音量を上げる。すると、長嶋さんが野球の試合中に「セコムしてますか」と何度も言っていたことが判明。「言い過ぎじゃないかな」と木村さんが漏らす、という内容だ。2009年上旬からは木村さんが出演する新しいCM放送も予定されている。
「個別のお客様についてのコメントはできません」
そんな木村さんが空き巣事件で被害が出なかったのは、やはりセコムのおかげなのか。セコムが08年9月29日に発表した木村さんのイメージキャラクター起用の報道資料のなかで、木村さんは、
「自分がこの世界観に参加できたことを、とてもうれしく思います。ちなみに、セコムしてます」
とコメント。「セコムしている」ことを公言している。木村さんが身をもってセコムのセキュリティの信頼性を証明したことになりそうだ。これについて、セコム広報部はJ-CASTニュースに対し、「捜査中ということもあり、個別のお客様についてのコメントはできません」と、さすがにガードが固い。
それにしても、一度くらいはCMを目にしたことがあるはずの空き巣犯が、よりによって「セコムのイメージキャラクター」宅を狙ったのか。疑問は残るのである。