トヨタ3代目プリウスは「従来型」 プラグイン・ハイブリッド採用せず

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   米国発の金融危機で自動車販売の落ち込みが伝えられるなかで、トヨタ自動車が2009年1月13日のデトロイト・モーターショーでのデビューを予定している新型「プリウス」が、米国のプリウス愛好家のサイト「PRIUSCHAT.COM」でひと足早く「お披露目」されて話題になっている。ただ、家庭用電力で充電できる、いわゆるプラグイン・ハイブリッドカーに生まれ変わるとの見方もでていたが、今回のモデルチェンジでは見送られた。

ソーラーパネル搭載、排気量は1800CC?

   米国トヨタは2008年10月16日、「PRIUSCHAT.COM」に掲載された新型プリウスの写真が「ホンモノ」であることを認めた。写真からは、3代目プリウスは「スポーティ」であることがわかる。ボディの形状は2代目プリウスの5ドアハッチバックを踏襲しつつも、フロントのシャープさから漂う空気抵抗を計算した、より流線型のスタイルに近づいた。

   自動車専門誌や愛好家は写真などから以下のように推測している。

   従来のプリウスのエンジン排気量は1500CCだが、3代目では1800CCまで排気量が拡大された。ソーラーパネル(太陽電池)をルーフ部分に搭載していて、太陽光発電で空調などに必要な電力を補う。2代目プリウスの燃費は、実質1リットル約20キロだが、これが30キロ程度になる。

   こうした推測についてトヨタ本社は、「商品についてはコメントできません。デトロイトまで待ってほしい」と、苦笑している。

   ネット上では話題先行で盛り上がっているが、「現在のプリウスから5年が経つが、いまだに一定の評価を得ていることもあって、まずまず好調です。それもあって(モデルチェンジへの)期待もあるのではないでしょうか」と話している。

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