「そば」自分で育て、自分で打つ 自治体の「オーナー」制度が人気

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栃木県矢板市では東京から訪れる人も

   種まきは7月下旬から8月上旬、刈り取りは10月中旬から下旬を予定している。製粉したあと、そば屋に指導してもらう「そば打ち教室」も開く。

   栃木県矢板市もそばオーナー制度を導入している。3回目となる08年度は37人が参加した。東京からも訪れる人もいるという。

   自治体や農家で実施している「そばオーナー制度」を体験してみたいと思っても、情報が簡単には手に入らない。自治体は主に近隣の地域に募集をかけているからだ。そこで、果物や野菜などのオーナー制度を紹介する「オーナー制度の総合紹介サイト」に目をつけ、全国の農家や自治体の情報を掲示板形式で掲載した。

   運営会社の「るるべ」(千葉県我孫子)の担当者は、その魅力をこう語る。

「高齢化で閑散とした地域にオーナー制度を導入した結果、人が集まるようになり野菜の直売所などができたりして、地域活性になっています。また、参加者にとっては体験料を上回るくらいの収穫ができると好評です。両者の利害が一致していることが、オーナー制度が人気の理由です」

   今は収穫の時期にはいっていて募集は少ないが、毎年1~2月にかけて増えるようだ。そばの募集は5月ごろに出てくる。

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