東国原知事も「朝日批判」 衆院選出馬記事に怒る

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「個人攻撃だったように思える」という質問も出る

   知事のブログでの記述をめぐっては、08年10月21日の定例記者会見で「朝日の記者への個人攻撃だったように思えるが、どういう考えだったのか」という質問が記者からなされた。知事はこの質問に対し、

「記事に対して大変な疑義があったので、本当は朝日新聞だったら朝日新聞紙上で反論しなければならないのだろうが、その機会がないので、私はブログという形で、私なりの意見・提言、私なりの感想を書かせていただいた」

と答えた。さらに、「記者の性格のことを攻撃しているようにも受け取れる」との記者からの指摘については、知事は「その方の取材方法を1年何か月ちかく見て、人間として、取材の仕方、論調(に問題がある)」とした上で、

「私は19日土曜日(編注:正確には18日)の朝日新聞持ってますよ! あれを私は一生持つでしょうね」

と発言。「(記事の)一行ずつその人(記者)と話をさせていただいて良いくらいだ」とヒートアップする場面もあった。知事の怒りはその後も収まらなかったらしく、会見後のブログでは「信じられない見識を疑うような質問が飛んだ」とした上で、問題にしている朝日新聞記者について、

「朝日新聞という公の情報発信機関で自らの名前を出して記事を書くということは、極めて公共性が高い。つまり、既にその記者は公共的公人といってもいい」
「僕も公人であるなら、その記者も公人である」

と持論を展開。

「つまり自分の書いた記事に対して様々な意見や感想がぶつけられることは当然であり、真摯に甘受しなければならないだろう。そして、それに対しての説明責任も当然付与される」

と記者への批判は「至極当然」との見方を示している。

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