うす毛の悩み 日米男性の意識や対策に意外な差

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うす毛・抜け毛は「治療」できる

「早めの手当てが大事」と警鐘を鳴らす佐藤明男院長
「早めの手当てが大事」と警鐘を鳴らす佐藤明男院長

   その一方で日本では、育毛剤や増毛剤、育毛ケア商品が続々開発されていて、頭皮マッサージやシャンプー、ヘアトリートメントにも熱心。このように頭皮・頭髪を直接ケアする方法は、日本人に多く見られる傾向でもあるようだ。

   こうした中で、日本人の成人男性の3人に1人に見られるというAGA(男性型脱毛症)に効く治療薬として「プロペシア」が注目されている。AGAとは、思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪がうすくなり、抜けていく症状のことで、プロペシアは世界で唯一のAGA治療薬として世界60か国で承認され販売。日本では2005年12月に販売がはじまり、ソフトバンクの王貞治前監督も服用しているそうだ。

   一般的にうす毛・抜け毛には、遺伝的素因やジヒドロテストステロンなどが関係するといわれているが、AGAはこれまで老化現象と考えられ、あきらめがちで、「治る」とは考えられていなかった。しかし、最近では若年層にも悩みを抱えるケースが増え、「なんとかしたい」と治療のニーズが高まってきているわけだ。

   専門医でクリニック平山の佐藤明男院長は、「生活習慣の見直しはもちろん大切ですが、うす毛が気になりはじめた早い段階にプロペシアを飲みはじめることを薦めます」と話している。

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