コナミとマイクロソフト関係強化説 「メタルギアソリッド」が「Xbox」へ!?

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   大ヒット中のコナミの家庭用ゲームソフト「メタルギアソリッド4(MGS4)」が、マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox360」用にも開発される、と一部メディアが2008年10月14日に報道した。「プレイステーション3」専用のソフトと思われていただけに、ゲームファンは騒然となったが、その記事の該当部分が一日たって変更された。「ガセだったのか?」とファンは混乱するが、背景には複雑な事情があるようだ。

「私どもは完全な事実を報道しています」

   「世界中で要望の多い『Xbox360』向け(MGS4の)発売も前向きに検討している」。こうしたコメントをコナミの広報担当者の実名入りで掲載したのは株式新聞の電子版「株式新聞速報ニュース」。08年10月9日から12日まで開催された「東京ゲームショウ2008」のレポートに出てくる内容で、ヤフーニュースなどにも配信された。コナミが世界戦略を進める中、人気ソフトは「PS3」だけに限定せず、他のゲーム機用にも開発する、というもので、

「(MGS)はソニー陣営の有力ブランドとなっているだけに、今後の動向次第ではコナミとソニーの株価に影響を及ぼす可能性も否定できない」

と記事を結んでいる。

   しかし、08年10月16日現在、記事にある問題の部分は削除され、コナミのサッカーゲーム「ワールドサッカーウイニングイレブン 2009」を「Xbox360」など5ゲーム機でマルチ展開する、という内容に変わっている。コメントしている広報担当者も別の名前だ。ネットの掲示板には、「結局ガセネタだったのか?」「たぶん出るぞ。出さないと断言してないのが証拠」などのカキコミがあり混乱している。

   なぜ記事の一部の削除、変更があったのか。J-CASTニュースが株式新聞に取材したところ、経緯は話すことはできないが「たぶんお考えになっている通りなのでは」としたうえで、

「訂正を出していないことでも分かるように、私どもは完全な事実を報道しています。削除、変更をしたというよりも、2種類の記事を掲載した、と思っていただければ」

といい、記事の内容については自信たっぷりなのだ。

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