ビックカメラは、現在14.86%を保有するベスト電器の株式を15.03%に引き上げて持ち分法適用会社にする。2008年10月15日に発表した。ビックカメラは10月中に、ベスト電器株15万株を取得する。
ビックカメラは07年9月にベスト電器と業務・資本提携を結んで以来、共同運営店舗などで関係を強化してきた。今回は出資比率を引き上げるとともに、ビックカメラの新井隆二会長がベスト電器顧問に、またベスト電器の有薗憲一会長がビックカメラ顧問に就任。提携関係のさらなる強化と経営情報の共有化を図る。家電量販店第5位のビックカメラは、業界7位のベスト電器をグループ化することで、売上高1兆円に迫る第2位に浮上する。
これを受けて、15日の東京株式市場でビックカメラ株は一時3万4200円を付けてストップ高になる場面もあった。