人気ゲーム「戦国BASARA」が火付け役?
伊達政宗の甲冑を展示している仙台博物館でも「以前はお年寄りや小学生が多かったが、2、3人連れの女性客が目立ち始めた」という。同館では年に2回、政宗のレプリカの鎧兜を実際に着用するイベントを開催しているが、「2年前くらいから女性の応募者が増えている」。なかには政宗の甲冑を見て「政宗サマ」と口にする女性客もいるようだ。
ブームの火付け役とされているのは、戦国時代をテーマにした大河ドラマや「戦国BASARA」という人気ゲームソフト。ソフト発売元のカプコンは「女性より男性のユーザーが多いというのは他のソフトと変わらない」というが、ゲーム好きは「武将のキャラクターがみんなカッコよくつくられていて、女性にも人気だ」と口を揃える。同シリーズは戦国時代の武将が対戦するアクションゲームでPS2とWiiで展開。現在までに100万本ほど売り上げている。
同社が08年8月に実施した人気投票では、1位が伊達政宗、2位が真田幸村、3位は長宗我部元親となっている。