少量でもおなかがふくれる「とろろ昆布」
ポストバナナとして「とろろ昆布」も有力だ。雑誌やテレビですでに取り上げられている。乾燥しているのでふくれて、少量でも食欲が満たされる。小腹が減った時に、おやつ代わりに食べる人もいて、女優の釈由美子さんや歌手のhitomiさんがおやつに食べているという話もある。また、昆布にはコレステロールや糖の吸収を抑える食物繊維が豊富に含まれている。通常の昆布よりも薄く削ったとろろ状のほうが、食物繊維が体内に取り込まれやすくなる。とろろ昆布を発売しているフジッコのマーケティング企画担当者は、
「水分と一緒に摂れば、食物繊維が溶け出して効率よく摂取できます。味噌汁やお吸い物、うどんに入れることが多いですが、コンビニで売っているおでんや、できあいの惣菜に入れるとうまみが増しますよ。また、ひとつまみのとろろ昆布をお椀入れてお湯を注ぎ、しょうゆで味を調えれば即席のお吸い物になります」
とPRする。
これまでにもダイエット食材は、納豆、りんご、寒天、おから、キムチ、豆乳、こんにゃく、きな粉、キャベツといった色んなものがはやっている。ポストバナナダイエットの座につくのは、バナナと同じ栄養がある「キウイフルーツ」か、単品でも料理にも応用できる「とろろ昆布」か。
一方ネットでは、「バナナの次はキウイなんていう情報も、もしやキウイ売るための戦略?」「ダイエットは気持ちの問題ですから、手段はなんでもいいのでしょうかね」という否定的な意見もある。