私大の定員割れ5割弱 大学の「倒産」現実に 

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大学人気の二極化も進む

「首都圏の大規模、ブランド大は地方会場での入試、全学統一入試で受験生の囲い込みを行なっている。これにより、地方より大都市、小規模校より大規模校という大学人気の二極化が一層、進んでいる」(同)。

   私学事業団でも「地方の大学や小規模な大学は定員を縮小し、収支を均衡にさせる縮小均衡にならざるを得ない。ブランド力ある一部の大学は定員を増やしていくだろうが、多くの私大は規模を縮小しないと、いずれ淘汰される」と分析する。

   文部科学省は規制緩和により大学を簡単に設立できるようにして増やし続けた。大学数は90年の507校から現在、227校増えて734校。少子化にもかかわらず大学を増やし続けた文部科学省の責任も大きい。全ての大学関係者は中教審の審議の行方を見守っている。

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