東国原知事「出るのか出ないのか」 40分イライラ記者会見の一部始終

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「問題を引き伸ばしているのはあなた方」

   続いて、NHKが

「県民の声が大多数反対というような…」

と同様の質問をしようとすると、知事は

「今の、わかりづらかったですか?」

とさえぎり、同様の説明を繰り返した。その後も、

「含みを持たせているのではない。正直に答えているだけ」
「『今のところ、ありません』と答えているだけ。引っ張る、ということではない」
「私は『(出馬への)意欲』とは言っていません。『国を変えなきゃいけない』と言っている」

   などと、出馬するのかしないのか不透明な発言が続いた。これを受けて、毎日新聞の記者からは

「だから、まさにわれわれが聞きたいのは、次の衆院選に出馬するかしないかであって、それを、はっきり言って、早く明言してほしい、ということなんですよ!」

と、明らかにいらだった声もあがった。

   知事も、

「(問題を)引き伸ばしているのはあなた方。『今のところありません』『そうですか』でいいじゃないですか。ここで終わりですよ。『だったら、その気持ちになったら言ってくださいね』『はい』。これで終わりですよ。でしょ??」

と応戦。さらに、南日本新聞の記者が

「分かりにくいので蒸し返します。昨日の発言は『出馬辞退宣言』と捉えてよかったんでしょうか」

と念を押しても、知事から帰ってきた答えは

「不出馬とは言っておりません。今のところ考えておりません」

   平行線のまま、会見は終わった。

   自民党の宮崎県連では、空席となった宮崎1区の候補者について公募することを決め、すでに7日に告示されている。締め切りは15日正午の予定で、18日にも新たな公認候補が決まるものと見られる。東国原知事は、この点についても

「みなさん自民とおっしゃいますけど、無所属とか、社民も、共産党もありえますからね。政党はいっぱいありますからね」

と煙に巻いていた。

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