操作性の気持ちよさプラス音楽 iPhoneゲーム端末としての可能性

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「携帯音楽プレイヤー」の機能を持つ「iPhone」の特性生かす

「PSP(プレイステーション・ポータブル)に比べれば一部でスペックが劣る点はあるかもしれないが、ケータイでは絶対体験できないような、(操作性の)気持ちよさがある」

と話すのはゲームクリエーターの西健一氏。同氏とゲームクリエーターの飯野賢治氏が開発し、フィールドシステムから発売されたアプリ「new tonica」は、08年8月発売後に国内ダウンロードランキングで1位になった。画面中央に表示される球体をタッチパネルで回転させたりして、音楽を再生したり、効果音を鳴らすという新しいジャンルのゲームで、タッチパネルの操作性に加え、「携帯音楽プレイヤー」の機能を持つ「iPhone」の特性を活かした。

   2008年10月2日に東京・銀座のアップルストアで行われたイベントの中で、飯野賢治氏は「世界の62か国で同時にリリースができるのが凄いところ。日本で販売したソフトを海外で販売するのは(通常なら)大変なことだ」と話し、西健一氏は「ゲームソフトの在庫を抱えるリスクがなくて済むのが素晴らしい」と述べるなど、「App Store」でアプリを販売できることの利点を語った。

   ただ、「iPhone」のアプリケーション市場はまだ開拓されて間もない状態。西氏が「世界中の人が手探りの状態」と指摘するほか、ゲーム業界関係者も「収益の出るモデルとなるかどうかは、iPhoneの普及台数による」と話すなど、まだまだビジネスとしての将来は不透明な面も残されている。

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