建物の形態について消防法の規制は殆ど無い
今回放火があった個室ビデオ店が「マンガ喫茶」(ネットカフェ)と店の作りが酷似していることから、「マンガ喫茶」対する不安も広がっている。ネットのブログや掲示板を検索すると、
「ネットカフェで寝泊まりしたこと何度かあるけど、ネカフェもこういう火災が起きるかもしれないと思うと怖いな」
「ネットカフェとかも怖いよな。初めて行った店じゃ真っ暗でどう逃げればいいのか判らんよ」
「ホテルが満室で仕方がなくネットカフェで泊まろうとおもっているのだけど、この放火の後だからどうしようかと」
など不安を訴えるカキコミが多数出ている。
それならば、客が安心できる店の作りを義務付ければいいはずだが、大阪市消防局は同日開いた記者会見で、
「建物の形態については、消防法の規制は殆ど無い」
と、店の作りに対し口出しができないのだと説明した。今回の火災では避難経路が一方向しかなく、それも惨事の要因になったわけだが、
「二方向避難にする必要性はあるが、消防法的な指導は難しいところがある」
などとし、決め手がないことを強調している。