楽天メルマガ情報流出事故 「利用者の自己責任」?

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   楽天のメルマガ登録用サイトで発生した情報流出事故をめぐり、楽天側が事故の原因などを発表した。原因は「メールで個別に連絡したURLをお客様がQ&Aサイトやブログに貼り付けたり、ソーシャルブックマークに登録したりする際、当該URLが検索サイトのクロール(巡回)対象になっていた」とした上で、責任の所在については「当該URLの想定を超えた使途によるもの」と主張。特に謝罪は行っておらず、「流出は利用者の自己責任」とも取れる説明になっている。

検索サイトの巡回対象にならないようにする

楽天のサイトからは、最大89人の個人情報が流出したとされる
楽天のサイトからは、最大89人の個人情報が流出したとされる

   今回の事故は、個人情報を変更する手続きのための画面が、グーグルなどの検索エンジンで検索可能な状態になっていた、というもの。同画面では、もっとも多い場合で(1)氏名(2)生年月日(3)性別(4)自分が住んでいる都道府県(5)メールアドレスが表示されていた。

   楽天側は2008年10月1日夕方、この事実をウェブサイトで発表。発表によると、原因については

「メールにて個別にご案内したメルマガ登録情報画面のURLをお客様ご自身がQ&Aサイトやブログに貼り付けたり、ソーシャルブックマーク等に登録してURLを公開した場合、当該URLが検索サイトのクロールの対象となり、検索サイトに登録されたことが原因」

と説明。 (1)検索サイトのクロール(巡回)の対象とならないようにする(2)検索サイトに対して削除依頼を行う、などの対策を行ったと説明した。

   流出した可能性がある個人情報は、名寄せすると89件で、事故については個別にメールで連絡を済ませたという。

   一方、情報流出の責任の所在については

「今回の件は、当該URLの想定を超えた使途によるもの」
「個人情報が表示される当該URLについては、ブログやソーシャルブックマーク等において、不用意に公開されませんよう十分ご留意ください」

と、あくまで「責任は利用者側にある」とも読める表現になっている。

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