楽天メルマガ登録個人情報 グーグル検索でなぜか「流出」

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   企業からの情報流出事故が相次ぐなか、楽天のメールマガジンの登録者情報が漏洩していたことがわかった。これまでの情報流出事故といえば、ウイルス感染やデータの盗難、USBメモリの紛失といった事例が一般的だった。ところが、今回は個人情報の登録を変更する途中の画面がグーグルなどの検索エンジンで検索できてしまうという、意外な経路で情報流出が起こっていた。登録した情報を変更したことがある利用者が、情報流出のリスクにさらされていた可能性が高いが、楽天側から具体的な説明はなされていない。

   情報流出があったのは、同社が運営するメールマガジンの発行システム。メールマガジンを購読する際に入力した個人情報を変更する手続きのための画面が、グーグルなどの検索エンジンで検索可能な状態になっていた。このページには、登録されている個人情報(1)氏名(2)生年月日(3)性別(4)自分が住んでいる都道府県(5)メールアドレスが記入欄に表示されており、記入欄内の項目を書き換えて登録内容を修正する仕組みだ。

現在、ページ内容は楽天のサイト上でエラーが表示

グーグルで検索可能になっていた個人情報の登録変更ページ
グーグルで検索可能になっていた個人情報の登録変更ページ

   現在では、「流出」したページの内容は、グーグルのキャッシュで確認できるのみで、楽天のサイト上ではエラーが表示されるようになっている。楽天側で、ページが表示されないような何らかの対策を行ったものとみられる。

   J-CASTニュースでは、情報流出の経緯、影響ユーザー数、個人情報が閲覧可能になっていた期間などについて楽天に問い合わせているが、「確認でき次第、連絡申し上げます」と繰り返すのみで、説明は行われていない。

   楽天では影響ユーザー数などを明らかにしないままだが、同社メルマガ利用者のうち相当数が情報流出のリスクにさらされていたとみられ、同社の対応が問われることになりそうだ。

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