講談社「抗議などの話は、社内からは聞いていません」
「確かにジャニーズと全面戦争ですね」
こう明かすのは、ある大手芸能プロダクションの幹部だ。
週刊現代が嵐・大野智さんの不祥事を報じると、所属先のジャニーズ事務所は、講談社に対し、かなり強硬な態度に出たというのだ。
「訴訟を起こす用意までし始めるほどで、『タレントは講談社の全雑誌にだれも出さない』と申し入れたそうです。講談社からは、営業担当の役員がジャニーズ側と交渉しましたが、今は物別れ状態になっています。KAT-TUNの掲載中止も、この問題がきっかけですよ。FRIDAYについては、タレントの脇が甘く、撮られた方が負けといった認識でしょう」
講談社の「VoCE」「with」の10月号には、大野さんを始めジャニーズタレントが掲載されている。しかし、この幹部は、「あれはもう4月の時点で取材済みだったんですよ。やむをえない形でした」と言う。
過去にも、FRIDAYが書いたSMAPの記事などに対して、ジャニーズ事務所が講談社の取材を受けないなど1、2回、「全面戦争」になったとしている。このほか、ジャニーズと女性週刊誌を発行する出版社とが「戦争」になったことがあるという。
とはいえ、なぜ、講談社は危ない橋を渡り、ジャニーズ事務所はここまで激怒したのだろうか。これについては、この幹部も首をひねる。
「大麻といっても昔の話なので、業界的には時効です。週刊現代がなぜ取り上げたのか、そこがいまいち読めないんですね」
この幹部は、「たぶん年内は戦争状態でしょうが、年明けにでも、講談社キャンペーンにジャニタレを起用するなどして、どこかで手を打つのでは」とみる。
講談社広報室では、J-CASTニュースの取材に対し、「ジャニーズ事務所からの抗議などの話は、社内からは聞いていません」としており、ジャニーズ事務所からは、担当者が外出中として、これまでにコメントが得られていない。