離島ブームは「南高北低」型 「高齢化」などで衰退する島も

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「観光で発展の意識」望めぬ過疎島

   ただし、

「離島ブームといっても、結局は南の島のこと。沖縄ブームと言い換えることができるもので、他の離島は高齢化、過疎化が進み、非常に厳しい状況なんです」

と、全国140の市町村で運営されている「日本離島センター」広報は話す。日本に存在する離島は7000。そのうち人が住んでいるのは400近くある。多くは漁業などの一次産業に従事しているが、後継者不足で、観光のための施設も足りないのだという。ここ数年の「離島ブーム」で興味を持つ人が増え、居住するための相談件数も多くなったが、実際の定住には結びついていないのが現状だという。

「環境がよく美しい島は多いのですが、住民に「観光で島を発展」という意識が生まれない。このまま島の産業が衰退していくのを待つだけ、というのは非常にもったいないと考えています」

と同センター広報は話している。

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