森博嗣がiPhoneでトラブル? 「SBでしか買えないのは不幸」と批判

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   作家の森博嗣氏が自身のブログで、購入したアップル社製携帯電話端末iPhone(アイフォン)に不具合が生じたにもかかわらず、販売元携帯電話会社のソフトバンク(SB)が修理に応じなかったとして、「iPhoneがソフトバンクでしか買えない現状は、日本にとって不幸なことである」とまで批判している。一方、ソフトバンクモバイル広報は「交換修理はソフトバンク店舗窓口で対応している」と述べており、両者の主張はかみ合わない。

アップル社で新品と交換

「iPhone不具合」の顛末を綴った森博嗣さんのブログ
「iPhone不具合」の顛末を綴った森博嗣さんのブログ
「iPhoneのことを大まかに書いておく。ソフトバンクで購入して1週間くらい快調に使っていたのだが、あるとき回線がつながらなくなった」

   映画化された「スカイ・クロラ」の作者として知られる作家で研究者の森博嗣氏が自身のブログで、iPhoneの「初期不良」と思われる不具合について書き始めたのは2008年9月17日のこと。その後、9月21日まで、ソフトバンクの「対応の悪さ」を批判する文章が連載で書かれている。

   森氏は、ソフトバンクでiPhoneを買ったため、ソフトバンク店舗にiPhoneを預けたのだが、数時間後に「初期不良であることは確認できましたが、このiPhoneはソフトバンクで販売したものではないので、こちらでは一切対応ができません」とメールでの連絡があったという。森氏はさらにiPhoneのサポートセンターの合計4人に電話したらしいが、「まったく同じように個人情報を尋ねて、『調べますので』という返事で電話が切れて、あとはそれっきりになる」といった具合だったという。

   ブログによれば、森氏はどこに相談したらいいかわからず、市の消費者相談室に相談。「警察に被害届けを出すべきか、ということや、裁判に訴えた方が良いのか、という話も出た」という。サポートセンターから2週間ほど経っても連絡がなかったため、アップル社のサポートセンターに相談し、初期不良で交換が必要なことが判明。無料で新品に交換され、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」と丁寧に謝罪されたという。

   森氏はここで、

「未だにソフトバンクからは『ご迷惑をおかけしました』といった謝罪は一言もない。ユーザに対するAppleとの差が際立った(というよりも、Appleはごく普通であるだけだが)」

とソフトバンクを批判。「結論としては、iPhoneがソフトバンクでしか買えない現状は、日本にとって不幸なことである。これに尽きる」とまで述べている。

SBは「窓口で交換している」

   ソフトバンクモバイル広報は、iPhoneに不具合があった場合、ソフトバンクショップの窓口で受け付け、新しい製品に交換すると述べている。森氏のケースについては、

「個別のケースについては何とも言いがたいが、初期不良の場合は店舗で確認し、在庫が店舗にない場合を除いて、新しい製品と交換している」

と話している。

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