「美人過ぎる」八戸市議の評判 水着写真集に批判、後援会「解散」

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   「美人過ぎる」と評判になった青森県八戸市の藤川優里議員(28)の周辺がゴタついている。藤川議員の後援会長がトラブルを理由に「もうついて行けない」として後援会の「解散」を明言。これに、藤川議員の水着姿を盛り込んだ写真集やDVDが出されることが明らかになり、八戸市役所に抗議が相次いで寄せられ、地元でも「大ひんしゅく」状態なんだという。

水着姿は地元で大ひんしゅく?

「非常識極まりない。特に水着姿は大ひんしゅくですよ。とてもつきあってられません」

   こう話すのは藤川議員後援会長の佐々木聡氏。同氏には地元の支援者から「水着とはいったい何事だ」といった抗議の電話が30件ほど寄せられたという。

   藤川議員は2007年4月の八戸市議会議員選に無所属で出馬し、27歳の若さでトップ当選(現在、自由民主クラブに所属)。2008年1月に「美人過ぎる」とインターネット上で話題になり、ホームページにアクセスが集中してパンク状態になる事態に発展した。そんな藤川議員のDVDと写真集が08年11月に発売され、そのなかに水着姿を露にする藤川議員の姿が盛り込まれていることが明らかになったのである。

   八戸市役所には2008年9月25日の午前中までに、13件のメールでの問い合わせがあり、うち11件が「水着になるのが地元のPRになるのか」といった批判的なもの。市役所には市議への問い合わせメールなんてめったに来ないものだから、「反響はかなり大きかったようです」(市広報市民連携課)と市担当者は話す。

   後援会長の佐々木氏は、藤川議員の父・友信氏(県議選で落選)を応援していた医療法人仁桂会の佐々木桂一理事長と藤川親子との「トラブル」に言及し、「藤川一家は地元では総すかん。藤川優里が何をやりたいのか分からない。(後援会の)解散をすでに決定しました。ついて行けません」と怒り、08年8月末時点で400人近い支援者がいるという後援会の「解散決定」を明言した。後援会の活動も既に機能マヒしている状態だという。

   さらに、後援会長の佐々木氏は、

「(藤川議員は)福祉を中心とした公約を掲げたが、公約違反とも言われている。福祉なんて全然かかわっていない。福祉関係のボランティア団体からも施設にほかの議員が来ているのに『(藤川議員は)どうして来ないのか』と言われました」

と批判する。

観光や人物に焦点を当てた内容と説明

   一方、藤川優里議員はJ-CASTニュースの取材に文書で回答し、その中で後援会については、

「(後援会長の)佐々木聡氏が数か月前に市民オンブズマン副代表に就任したことから、議員の後援会長と兼務することは不適切ということから、数か月前に辞めていただいております」

と主張。現在では議員の友人やボランティアなどに活動を手伝ってもらっているという。

   また、後援会長が指摘するトラブルについても「桂仁会理事長である佐々木桂一氏からも、そのようなトラブルはないとのコメントを先ほどあらためていただきました」と「トラブル」の存在を否定。福祉の公約については、「議員活動において介護福祉や子育て支援などの質問も取り上げております。議会での質問以外にも、担当課への聞き取りや質問など行っており、力を入れている分野であります」と説明し、「公約を地元の後援会会長と名乗っておられる方がどのように捉えていらっしゃるかはわかりかねます」と反発している。

   また、DVDや写真集での水着姿については、

「報道にて水着のみがクローズアップされたことに反響があったため、支援者の女性を招きDVDをご覧いただき、内容の確認をしていただいております。観光や人物に焦点を当てた内容をご理解頂き、報道に対して心を痛めているところでございます」

と述べているが、「美人過ぎる」ことで引き起こしてしまった波紋は小さくなさそうだ。

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