人間のように生活習慣病になるケースが増えている
リラクゼーションカフェ「OWND cafe 代々木上原店」(東京都渋谷区)には、ペット用に開発した酸素カプセルがある。酸素を体液の中に溶け込ませることで細胞の隅々に供給し、ストレス解消や疲労回復、怪我の回復を早めるといった効果が期待できるという。1日あたり10頭弱の犬が利用していて、リピーターが多い。担当者は、「1回で毛並みがよくなったという声が聞かれます」。値段は30分コースで2100円。人間用もあり、酸素セラピー40分 と全身マッサージ15分がセットで5250円。犬と同時に受ける飼い主も多い。
また都内では、肥満や高齢で足腰が弱くなった犬を水中で運動させるというフィットネスを取り入れている店もある。今、なぜ健康ブームなのか。
犬、猫のマッサージを広めている日本ペットマッサージ協会の事務局長・宮澤雅之さんは、
「ペットの寿命が長くなり、人間のように生活習慣病になるケースが増えています。そのため、自然に近い治癒法が見直されているのです。今後も『癒し』『ストレス』を掲げた商品やサービスが増えるでしょう」
と話している。